2016年5月31日火曜日

早く見つかって…

今回の道南訪問中、男の子が山中で行方不明になるというニュースが流れ、山の上から捜索をするヘリを見かけました。

燃料補給のためだと思いますが、何度も函館方面を往復しておりました。

31日現在、まだ見つかっていない男の子。早く見つかってほしいです。


6月7日追記:見つかってよかったです。ほっとしました。

ツツドリ

道南では、ツツドリを2回見ることができました。


2016年5月30日月曜日

ヒグマの爪痕 Brown Bear

5月26-29日に道南へ行ってきました。案内してくださったのが現地の自然に詳しい方でしたので不安はありませんでしたが、木に真新しいヒグマの爪痕があちこちにあるエリアに入ったときは、さすがに気が引き締まりました。

New claw marks of Brown Bear in Hokkaido

コクガン

バードウォッチャーの皆さんへ

何度もすみません。でも、お願いせずにはいられませんので。

BIRDER取材で訪問した「雁の里親友の会」の池内俊雄さんが、日本では希少な冬鳥として飛来するコクガンの繁殖地、レナ川河口部の広大な湿地へ入るため調査費用支援を呼びかけておられます。

日本に飛来する雁の調査開始から30年!コクガンの繁殖地解明へ!
https://readyfor.jp/projects/anser1213

毎年コクガンがやってくるということが、これからも日本で続くためには、やはり繁殖地での調査が重要です。あと、100万円ほどで成立です。

ぜひ皆さんのお力を!

2016年5月25日水曜日

オジロワシ White-tailed Eagle

今回の北海道訪問では、オジロワシに何度も会いました。昔は夏に見ることは非常に少なかったオジロワシが、5月でも苦労せずに見られるようになって、なんだか不思議な気持ちです。

White-tailed Eagle in Hokkaido in summer

ケイマフリ Spectacled Guillemot

BIRDER2016年6月号では、寺沢さんのすてきなケイマフリの写真が掲載されていますが、今回私が撮影できたのはこんな画像。研究者でも、カメラマンでもないので私はこれで満足です。大きく写っている写真は、寺沢さんのようなちゃんとしたプロ・カメラマンさんにお任せです。

月刊BIRDER(文一総合出版)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B01D531BVU/ref=as_li_qf_sp_asin_il_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B01D531BVU&linkCode=as2&tag=b0c53-22

Spectacled Guillemot

以下の報告を見ると、天売島ではケイマフリは2004年以降は増加傾向にあるようで、うれしいニュースです。
http://www.seabird-center.jp/keimafuri_2015.pdf

1985年の調査では800羽もいたようですので、まだまだ増加の道半ばです。個体数が回復するように、継続して彼らの生息環境が守られるように、人間が自然との付き合い方のルールを尊守していくことが大事です。

ノゴマとノビタキ Ruby and Stone

北海道ならではの風景だと思いながら観察・撮影しました。

Siberian rubythroat  and African Stonechat


ウミアイサ Red-breasted Merganser

宿の近くを流れる川で、ウミアイサを見ることができました。

Red-breasted Merganser

海岸にもたくさんのウミアイサ。


夏にカモ類を多く見るのは関東在住の人間にはとても不思議な感覚ですが、これが南北に長い日本のおもしろさです。よく観察すると、ウミアイサだけではなく、海岸にはアビも群れでいました。

ヤツガシラを観察しました Hoopoe

5月18日、北海道の海岸線でヤツガシラを観察しました。遭遇を想定していなかったので、目の前にフワッと舞い降りたときは本当にヤツガシラかと始めは目を疑いました。

このような偶然の出会いでは、鳥そのものの印象や周囲の自然環境の様子の記憶の残り方は、情報を得てから行くのとではまったく違います。鳥との出会いを自分の “経験値” として蓄積できるので、次回同じような環境に赴いたときに、「ヤツガシラが来るかも」という予測につなげることができるからです。この醍醐味は一度味わうとクセになります。

私一人しか観察していなかったので、地域の野鳥情報を管理する方への送付用に写真を10枚ほど撮って、あとはじっくり静かに観察。



虫を捕えると、まず頭を叩いて動きを止めてから飲み込む行動を何度もしっかり観察できました。

5月にヤツガシラに会えたという偶然、餌を食べる一連の行動を観察できたこと、そして私にとって初めて「潮騒を聞きながらのヤツガシラ」を経験できたこと。このような多様な充実感を得られる観察ができたことすべてが、“rich” なこと。

記録を最寄りのビジターセンターにお伝えしたところ、5月の観察例は珍しいのではないか、とのことでした。貴重な記録に貢献できてこと、光栄に思います。

I met a Hoopoe in Hokkaido in May. It was unexpected for me to watch the bird in the area. Generally the hoopoe comes there in April in Hokkaido, according to a  birder in this patch. It might be one of the irregular record.

2016年5月24日火曜日

しつこくてすみません!でも、皆さんのお力を!(コクガン調査支援のお願い)

前回のブログでもお伝えした「コクガン調査のクラウドファンディング」ですが、5/24現在で59%の達成率です。期日が迫っておりますので、改めてお願いをします。

成立まで、あともう少し、皆さんのお力が必要です。

日本に飛来する雁の調査開始から30年!コクガンの繁殖地解明へ!
https://readyfor.jp/projects/anser1213

どうぞよろしくお願い致します!

2016年5月16日月曜日

コクガン調査支援のお願い 

BIRDER連載取材先で伺った「雁の里親友の会」の池内俊雄さんが、コクガンの捕獲・調査のためレナ川河口部の広大な湿地へ入るための調査費用支援を呼びかけておられます。

日本に飛来する雁の調査開始から30年!コクガンの繁殖地解明へ!
https://readyfor.jp/projects/anser1213

この夏に計画しているコクガン調査で、現地へ入るために不可欠なヘリコプターのチャーター代金確保のためのクラウドファンディングです。

皆様のあたたかいご理解とご支援をよろしくお願い致します。


5/11現在、36%の達成です。
5/17現在、53%の達成です。

これまで、日本に飛来するマガンやヒシクイなどの繁殖地が正確に解明でき、日露双方で同時に保護策を講じた結果、個体数の増加に繋がりました。また、ハクガンやシジュウカラガンの飛来数復活プレジェクトでは着実に成果を上げた方々による、コクガンの新たな調査プロジェクトです。

何卒、よろしくお願い致します。


5/17追記
1人の鳥好きとして、協力させていただきました。
謎の多いコクガンです。ぜひとも皆さんのお力をお願い致します。

2016年5月15日日曜日

2016春・飛島 枝かぶりのキビタキ

2016年の飛島訪問で撮影したキビタキ雄。オリーブ色の羽がほとんどない個体でした。

私の場合、鳥との出会いはだいたい枝かぶりの状態。遠くにいってしまうのは困るので、まずはじっとして、いいところに出てくるまで待ちします。

もちろん、見えないままに去ってしまうことも多々ありますが、その場合でも隙間から見えた部分の印象は、何ものにも代え難い、大切な“思い出”になります。

2016年5月9日月曜日

録音機の成果 Song of White's Thrush

5/9早朝、里山に設置した録音機にトラツグミのさえずりが記録されていました。これまで3年のセンサスでは冬から早春にのみ記録されていたトラツグミが5月にもいることがわかり、新しい発見となりました。地域の野鳥を記録するということは、いろいろな手法を用いてようやく入り口が見えてくることなのだと、つくづく感じました。

It was the first record for me to record the song of  White's Thrush on 9th May, set up recorder in the forest near my house. I did not find any White's Thrush in May there on my own route census of bird researching.

It shows that we need to do a lot of way as many as possible to know the avifauna in my patch.

2016年5月8日日曜日

2016年春の飛島 Spring Migration in Tobishima 2016

昨年に続いてAご夫妻のお誘いを受けて5/3-6に山形県飛島へ行ってきました。
2015年の飛島訪問
http://hiyokichibird.blogspot.jp/2015/05/2015spring-migration-in-tobishima-2015.html

私は日程に少し余裕があったので、ほかの皆さんより一日早く酒田市に入り、本間美術館で円山応挙と京都画壇の展示鑑賞と野鳥観察をしました。

本間美術館
http://www.homma-museum.or.jp/

伊藤若冲に関する展示があると、ものすごい混み合うのですが、ここではゆっくりと筆の流れを見ることができ、充実した時間でした。隣接する鶴舞園も緑が思っていた以上に深く、アカハラやアオジ、キビタキ、コムクドリなどが数多く飛来していました。駅前で、こんなに鳥たちがいるのはさすが山形です。散策路は細く、ほかの来園者の方も多くいるので、もしバードウォッチングをされる場合は双眼鏡のみでの観察をお勧めします。

飛島に入ると、汗が出るほどの暑さにびっくりしながらも、アオジ、オオルリ、キビタキが数多く見られました。5/4朝以降天気がやや崩れ、5/5になるとさまざまな鳥たちが避難のために島を訪れて多くのカメラマンを喜ばせておりましたが、私は6日朝に急にヒガラの群れやシロハラの群れが入り、自分が渡りという大きな流れの中にいることがわかったことが一番楽しい出来事でした。

Black-faced Bunting

blue and white flycatcher

Siberian thrush (female)

キビタキやオオルリは初日以降に徐々に数が減り、コサメビタキやムシクイ類が増えていく動きを体感できたのは、とても有意義でした。

昨年と異なり、カラスバトは少なく感じました。コノハズクの声を聞くことはなかったのですが、滞在中に設置した録音機の確認がまだなので、最後の望みを託しているところです。

飛島で今年になって初めて確認した種類は43種。日本海側では、ものすごい種類の鳥たちが移動をしていることを実感した訪問となりました。Aさん、お誘いくださって本当にありがとうございました!

携帯電話の歩数計ですが、こんな記録でした。
周囲たった12kmの島です。
5/3 19972歩 14.7km
5/4 20019歩 15.5km
5/5 30458歩 23.0km
5/6 17200歩 13.4km

参考までに酒田市内を歩いたときの歩数は、5/2の記録で
10014歩 7.7km
でした。

とにかくよく歩いた4日間!

Great crested grebe

Japanese pygmy woodpecker

Hoopoe


I stayed in Tobi-shima Island from 3rd to 6th May to watch migrating birds.

I was especially impressed by coming big flock of coal tit and Pale Thrush into the island to escape from storm. I realized that I was just in big stream of bird migration!

The bird list below in Tobishima and Sakata City, include regular sea line.
Totally 116 species we met!

Great crested grebe, Little grebe, Common cormorant, Japanese cormorant, Pelagic cormorant, Whooper swan(injured), Tundra swan(injured),Mallard,Spot-billed duck,Common teal, Falcated duck,Pintail,Wegion,Tufted duck,Ancient murrelet,Rhinoceros auklet,Streaked shearwater,Sooty shearwater,Slaty-backed gull,Black-tailed gull,Black-headed gull,Little tern,Common tern,Chinese pond heron,Little egret,Cattle egret,Intermediate egret,Great egret,Grey heron,Coot, Dunlin,Common sandpiper,Terek sandpiper,Common redshank,Grey-tailed tattler,
Red-necked phalarope,Red phalarope,Black kite,Goshawk, Sparrowhawk, Japanese sparrowhawk,Peregrine Falcon,Hobby,Brown hawk owl,Japanese pheasant,Oriental Turtle dove,Oriental Cuckoo,Hodgson's hawk-cuckoo,White-rumped swift,Hoopoe,Wryneck,Japanese pygmy woodpecker,Eurasian skylark, Short-toed Lark,Red-rumped swallow,Barn swallow,Grey wagtail,White wagtail, Australasian Pipit, Olive-backed pipit,Ashy minivet,Brown-eared bulbul,Bull-headed shrike,Japanese waxwing,Japanese robin,Siberian blue robin,Red-flanked bluetail, Daurian redstart, African Stonechat,Blue Rock Thrush,Siberian thrush, White's Thrush,Brown-headed thrush,Pale Thurush,Eyebrowed thrush, Japanese Thrush, Dusky thrush,Bush warbler,Asian stubtail,Goldcrest,Great reed warbler, Yellow-browed Warbler,Arctic warbler,Eastern crowned willow warbler,Narcissus flycatcher, Mugimaki flycatcher,Blue-and-White Flycatcher,Black paradise flycatcher, Brown flycatcher,Sooty flycatcher,Coal tit, Great tit,Varied tit,Japanese white-eye,Meadow bunting,Rustic Bunting,Chestnut-eared bunting,Yellow-browed Bunting,Tristram's Bunting,Little bunting,Black-faced bunting,Japanese Bunting,Oriental greenfinch, Siskin,Brambling,Long-tailed Rosefinch, Bullfinch, Hawfinch,Tree sparrow,Grey starling,Chestnut-cheeked Starling,Black Drongo, Jungle crow,Carrion Crow,Dusky Warbler, Common kingfisher

Un-identified
A flock of loon and some sandpipers from deck.

2016年5月1日日曜日

早朝のクロツグミ Japanese Thrush

5月1日、早朝に里山でクロツグミがさえずる姿を確認。ガビチョウのさえずりに負けじと、大きな声で鳴いていました。エゾムシクイやセンダイムシクイの声も聞くことができました。

Japanese Thrush on the 1st May in Sayama, Saitama